多摩市循環型エネルギー協会にて意見交換
本日午前中に、私の事務所からほど近い、多摩市諏訪にあります多摩循環型エネルギー協会に伺いました。
再生可能エネルギーの普及推進へ向けてさらなる太陽光パネル設置のアイデアや、都営団地リノベーションの新しい可能性、またなかなか進まない団地内の無電柱化施策についてなどたくさんのお知恵を伺いました。
素晴らしいのが、エネルギー協会の皆様が同じくメンバーとなられている集合住宅環境配慮型リノベーション検討協議会の通称「エコリノ協議会」の取り組みの一つで、多摩ニュータウンの集合住宅の写真や個別情報をデータベース化して記載しているサイトです。
その名も、多摩ニュータウン団地データベース。こちらです。
http://www.tama-nt.jp/danchi/
占有面積や戸数、写真に間取りまで網羅しています。不動産のサイトでは基本的にはもちろん空室の情報しかなく、また立地情報などはそこまで精密でもないので、これは非常に有益な情報提供であると言えます。
また、他にも様々なお話を伺いました。
分譲の団地は基本的に敷地内の無電柱化なども全て住民負担となっており、市や都の施工ではないということから、住民の管理組合がなかなか住民合意を得るための動きを推進することが難しい場合、その公団内の無電柱化は進まずに、都道や市道が無電柱化しているのに団地内は全く、という事象が起きることもあるそうです。
無電柱化については非常に予算と時間がかかることもあり、優先順位をつけて自治体なども取り組んでいると理解していますが、自治体が触ることのできない(逆に言えば、触らないでもあまり声が上がりにくい)所があるというのは新たな発見でした。
多摩市だけでなく、ニュータウンにあるたくさんの団地の新たな展望を語り合う、非常に実りある学びの時間となりました。住宅や団地や街づくりは、今後長い目で見て地域の成長や利潤獲得といった視点からも考察していかなければならない、ということを強く感じました。今後とも、足を運ばせていただいて様々な御所見を伺いたいと思います。
江川理事、林理事、大木理事、そしてエコリノ協議会事務局長でもある秋元理事、貴重な時間を割いていただきまして、どうもありがとうございました。
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