お祭り、勉強会、多摩市役所皆様と会合
昨日は子供達を連れて、落合夏祭り盆踊り大会に多摩センター駅前パルテノン大通りに行ってきました。
去年に引き続き、わたあめやたこ焼きを買い、くじ遊びや輪投げもやらせていただきました。
大喜びの子供達でした。
本日月曜日は朝から渋谷区の龍円あいり事務所に向かい、国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗代表、吉岡利代オフィサー、日本財団の高橋恵里子福祉特別事業チームリーダー、特別養子縁組グミの会の安藤茎子さんや、実際にこれまでに里親として里親として10人以上のお子さんを育てていらっしゃるホッブス美香さんにお話を伺いました。
特別養子縁組を五年で倍増させるなどの新しい数値目標を盛り込んだ新目標を厚労省がつい先日明示しています。現状東京都でも実親が育てられない子どもの87%が施設入所しており、里親委託はたったの12%ほどという現状があり、これを7年以内に逆転させ、里親委託75%以上という新目標を掲げた厚労省の報告書案は画期的です。
東京都ではこれをいかに進めて実現させるのか、のhow toの部分の議論がこれからさらに進められていくことと思いますが、実際に里親としてもしくは支援機関として取り組んでこられた方々のお声を聞かせていただけることは大変ありがたく、数字データや文面だけ見ていてもわからない実態をわかりやすく教えていただくことができました。実際に今現在乳幼児の里親がわりを一手に担っている乳児院や民間NPOに、里親の開拓・研修や訓練から、委託後の支援までを包括的に取り組んでいただけるようなフォスタリング機関の導入の提案や、福岡市で開拓が始まっている乳幼児専任里親制度の創設についての提言があり、今後、部会での視察や考察にもつながるような貴重な道筋をいくつか与えていただくことができました。
午後は多摩市に戻り、多摩市役所にて多摩市長様、副市長様、関係部署の皆様から多摩市の行財政刷新や公共施設の見直し、都市整備、健幸まちづくりについての施策や子ども青少年部の取り組まれている事業などについての説明を受けさせていただきました。決して一朝一夕にて語り尽くすことのできない事業の数々で、長いものでは向こう20年以上かけて取り組みの計画を立てられているものもあり、特に都市整備や公共施設の建て替えについては非常に長いスパンの中で常に変わりゆく社会構造、情勢、人口構成も加味しながら事業を安定的に進めていかねばならないという事情がある中、市の皆様の日々の尽力には頭が下がります。
多摩市は基準財政収入額が基準財政需要額を一定以上上回っているという理由で、国から地方自治体に対して行政サービスに大きな差が出ないように財政力が乏しい市区町村へ配分される普通交付税が不交付となっています。交付税措置の恩恵を受けない自治体である以上、市として担う負担が随所に散見されるところが多摩市の課題の一つであります。
そして、多摩市の歳出の内訳の中でも、平成3年にはそれぞれ約90億円ほどで同額だった土木費・教育費・民生費ですが、平成27年には土木費が40億円ほどまで下がり、教育費は横ばい、民生費がなんと250億円以上にまではねあがっているという非常に深刻な事態があります。民生費とはちなみに、保育園や児童館、生活保護や障害者・高齢者などの福祉に係る経費のこと。
引き続き、多摩市の重点課題の再確認を行うとともに、隣の稲城市の市役所の皆様にも近々再訪しお話を伺う予定(先週、ご挨拶だけには伺いました。)です。
明日は臨時本会議が開催されます。
今日は台風が来ています。ベランダや車庫やお庭にある飛んでしまいそうなもの、皆様家の中などに入れてご注意くださいませ。
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