多摩市聴覚障害者総会、稲城消防団祝賀会へ

春は色んなイベントが各地で開催されています。

地元では多摩市聴覚障害者総会が開かれ、私もお招きいただきましてご挨拶をさせていただきました。

写真は、多摩市議会議長の岩永さん。非常に流暢に手話を使われます。

手話は独自の文法を持っていて、音声言語とはまた違う一つの言語として手話言語条例の制定を区市町村や東京都でも検討を始めていくことが求められています。

折しも、今年度東京都はあらゆる差別を解消するという理念のもと、オリンピック憲章に基づき差別解消条例の制定を目指しています。そのパブリックコメントが集まり、出て来た骨子案の中では、共生社会実現のための基本的施策の項目11で、手話について明記されています。


11(言語としての手話の普及)

○都は、独自の文法を持つ手話は一つの言語であるとの認識に基づき、都民及び事業者において言語としての手話の認識を広げるとともに、手話の利用が普及するよう必要な施策を講ずるよう努めるものとする。


実際の施策にも言及しているところから、実効力への期待が高まります。あらゆる差別の解消につながるこの条例の成立に向けて、様々な当事者のお困りごとが無視されないように、様々なお声を聞いて行きたいと考えています。


続いて、稲城市消防団消防庁長官旗受章祝賀会がありました。

髙橋市長や稲城市消防に関わる皆様のお喜びの場所で、大変僭越ながら自分もご挨拶をさせていただきました。

消防は男性社会のように思えますが、実は影で支えている女性の力は偉大なものです。

今年度、東京都予算では女性消防団員の育成や定着に向けた施策も0.3億円、おそらく勉強会や交流会の開催に充てられるものと思います。

女性目線の防災ブックもそうですが、女性ならではの身近な視点も生かして行きたいところです。


こちらは第5分団の皆様です。全ての分団の皆様のご挨拶、本当に力強くて圧倒されました。


また、三多摩の各市町村の消防団長がいらっしゃっていました。

消防の多摩格差の具体的な事例をお伺いして、無粋にもメモを取らせていただきました。暖かくいつもご指導いただけること、本当に感謝しております。



左から、日野市の土方元消防団長、稲城市の松本消防団長、多摩市の高野消防団長です。他に町田の佐藤団長や八王子の井上団長も。みなさんが揃う席はいつ見ても壮観で、長年培って来られた地域愛、責任感、正義感、また包容力といったものが周囲に立ち込めているような気が致します。

団員の皆様は若い学生さんなどもいたり、また小さな子を持つお父さんお母さんなどもいらっしゃいますが、団長と団員の間の距離は決して遠くは感じられませんでした。声を掛け合い、肩を叩き合いながら、お互いに信頼を抱いているのがしっかりと伝わってくる祝賀会でした。


いつも地域をお支え頂いている皆様に少しでもお返しできるように、都議会でしっかりと質疑を重ね、三多摩消防の装備充実や人員確保に向けて自分も邁進して参りたいと思います。


斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

前東京都議会議員 斉藤れいなの公式ホームページです。