都立南多摩看護専門学校の戴帽式に出席しました

本日、多摩センター駅から歩いて15分ほどの緑溢れる丘陵にあります、都立南多摩看護専門学校の戴帽式にお招きいただきまして、出席して参りました。

戴帽式に出席すること自体、人生初の出来事で、生徒さん(専門学校在籍中の現2年生)たちが厳かに頭にナースキャップを戴き、ロウソクに灯火をともしてまっすぐに歩いてゆく姿をみて、若き志がその初心をしっかりと見つめ直しながら心に誓いを立てている様子にすっかり感動してしまいました。


戴帽式は、いわば看護師の象徴とされてきたナースキャップを戴いて、ナイチンゲール以来の看護の心を受け継ぐため、自覚と誇りを深める、学生さんたちにとって一生に一度の非常に大切な儀式であると伺っています。


式典の前後に加藤校長、また高野副校長からお話を伺いましたが、ここ南多摩看護専門学校には社会人となってから改めて、看護師としての勉強を志し、学校に入学された生徒さんたちもいらっしゃるということです。

信念と誇りを持って、患者の最も近くに寄り添うことを心に誓われている学生の皆さんの横顔は、見ているこちらがハッとするほど、凛々しいものでした。


また、それを見守り支え、導く、先生方のたくましくおおらかなお姿が印象的でした。

南多摩看護専門学校は多摩センターから山王橋の交差点、また中央警察署や島田療育園の信号を越えて少し坂道を登った先にあります。地域の理解や支えもいただいて、地元の医療機関にもお世話になり、これから今日戴帽された生徒さんたちはそれぞれに実習に向かわれることになります。


学んだ知識と実際の実践の間には、なかなか思うように行かない局面や、どう対応するべきか迷ってしまう局面、また何を優先するべきか瞬時には判断が難しいような局面も出てきてしまうかもしれません。仲間や、師、先輩がたのお力も借りつつ、難しい局面を乗り越えて行っていただき、この度各地で戴帽式を迎えられている生徒の皆さんが立派な看護師となられますことをお祈り申し上げます。


東京都の看護専門学校は、医療従事者の養成を目指して東京都福祉保健局が設置主体となっています。

2025年以降、超高齢化社会の到来とともに、地域医療においては訪問診療の拡充や診療報酬改定の問題、また医療従事者が働き続けるための子育て支援や医療従事者の無保険問題等、大きな課題が押し寄せてくるとされています。医療人材の育成をしっかりと東京都として支えていけるよう、会派としても取り組みを進めてまいります。

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