性教育ヒアリングに秋田県教育庁へ
本日、都民ファーストの会 東京都議団の文教委員で、中学生と高校生を対象として県内で行われている性教育をはじめとして、秋田県高校野球育成・強化プロジェクトや高等学校強化拠点校制度についてのヒアリングと意見交換を行うため、秋田県教育庁に伺っています。
秋田県の性教育は平成11年にモデル事業的にスタートした性教育講座の講師派遣事業に始まり、最初は高等学校5校への実施だったものが全高校で実施され、また平成14年には中学校10校で行われるようになり、平成16年からは産婦人科医等の派遣事業を中学校42校、高等学校22校、特別支援学校4校の計68校で行うという非常に充実した体制がとられています。
さらに、この事業に加え、
○産婦人科医相談医委嘱
○教員研修(性に関する指導指導者研修会を開催)
○ステップアップ「性に関する指導」を学校内で年間計画を作成し実施
○性に関する指導推進のための委員会を設置
という、五本の柱で多方面から児童生徒さんたちが自らの身体を守るために正確で科学的な知識を身につけ、正しい選択を行なって行く助けにしていこうという取り組みが実践されています。
これまでに取り組んでこられた中で、教員の方々や保護者の方々のご意見も踏まえて課題やこれからの展望にも話は及びました。秋田県では少子高齢化が非常に急速に進む中で、医師会や助産師なども含めて、子供達を取り巻く大人たちが非常に子供達のために心を砕いて、様々なアイデアを出し合っているような印象を受けました。県の予算でカバーしきれないくらいの「性教育講座の講師派遣」の希望を各学校から受け取っているということですが、それについては秋田県医師会の中に立ち上がっている性教育研究会から、医師ではなく助産師等が講師としてて赴くこともある、というお話を伺いました。
また、保護者の方々から、やりすぎであるというような苦情などはこれまでに出たことがないということや、講座を受けた児童生徒さんたちが「しっかりと知ることができてよかった、自分の人生や体を大切にしたい、大切な相手にも慎重に接したい」と考えを持つようになってきているという成果も伺うことができました。
成果と得た知見を東京に持ち帰り、しっかりと議論を進めて行きたいと思います。
また、本日は秋田県代表の金足農業高校が甲子園で決勝戦にのぞんでいましたので、秋田県内もそこかしこで県民が足を止め、パブリックビューイングの場に集まり、声援を送っていました。
マスコミもきて大賑わいで、二箇所目の視察場所である美術館前が大変なことになっていました。
選手一人一人に、大きな拍手を送り、声援を送り、涙ぐんで応援している皆さんの地元愛と一体感に圧倒されました。大阪桐蔭も含め、全国の高校球児の皆さんと、支えてこられた家族や仲間や応援団の皆さん、本当に感動の夏をありがとうございました!
明日も視察は続きます。
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