認証保育所への支援、また無償化にあたり保育料格差の是正を要望しました

先週金曜は生活文化局に、また本日月曜は福祉保健局に平成29年度の決算について質疑を行いました。


生活文化局関連では、私立助成について、認定こども園移行支援事業について、また今年4月に政策企画局から移管されてきた婚活動画について伺いました。


また、本日は念願の福祉保健局に対する直接質疑が行えるということで、分科会の中でも割り振りをし、私は予てから思いのあった保育政策(待機児童対策)、また動物愛護、不妊検査等助成、介護人材定着支援について伺わせていただきました。質問を作るにあたり、保育政策の医療的ケア児受け入れの部分は龍円都議から、また動物愛護は奥澤都議から、介護人材定着支援は後藤都議から、それぞれの専門的な知見を共有していただきました。

待機児童対策では、思いを込めて6問質問いたしました。

保育人材確保の取り組みについて。

保育士向けの居宅訪問型保育利用支援事業について。(今年度のベビーシッター利用支援事業へ課題や経験を生かしていただくことを要望。)

認証保育所に対する支援の充実について。(合間に、B型の3歳以降も預けられるなどの柔軟な対応について検討を要望。)

医療的ケア児支援事業の実績について。(自治体への普及啓発や保護者への働きかけを要望)

病児・病後児保育施設の実績について。(区市町村へのさらなる推進の働きかけを要望)

(途中の演説で、24時間型の認可・認証保育所について期待)

認可外保育施設の保育料軽減の執行率が上がらなかった理由について。(無償化にあたり、都独自の保護者負担軽減策の見直しに際しての格差是正検討を要望)


質問の合間にいくつか要望をさせていただいていますが、例えば最後の質問は認可外保育施設の保育料軽減、ということで認証保育園や認可外保育施設等を利用する保護者に対する負担軽減事業です。これについては、地元で道に立っていても、駅に立っていても、お訴えを市民(何故か、大抵はお母様から)の方からいただきますが、フリーランスや自営業など、働き方などをなどを理由として認可保育所に入れず、やむなく認可外保育施設に入る方が、実際には認可保育所よりも高い保育料を払い続けねばならない、という点に都議になる前から非常に疑問を感じていたことがあります。


この執行率の話題は昨年度のものについてではありますが、国は来年度から幼児教育・保育の無償化を開始します。そうなると、3歳から5歳の児童は、一定の基準を満たす認可外保育施設を利用する場合、月額3万7千円が所得や住んでいる場所に関わらず補償されることになります。一方、認可保育所に預けられず認証保育所など認可外保育施設に子供を預ける親にとっては、自己負担が少なからず残ることになります。財源のことを単純に考えますとに考えますと、これまで東京都が認可外保育施設の保育料軽減を行なっていた部分にも国の無償化により国からの助成をいただける分、スライドさせて残ってしまうかもしれない格差の是正に回していただけないものか、と思ってしまいます。認可に預けられるか、認証や認可外に預けるかによって、ご家族によっては二人目・三人目の子供を持つことを諦めざるを得なかったり、家族設計や将来設計、住む地域や家のことも考え直す必要が生まれるなどの話を伺うこともあります。財源やそれぞれの制度の違いはあるものの、保育の無償化に当たって、都独自の保護者負担軽減策の見直しに際して、ぜひとも格差是正についてご検討していただきたい、というのが私が申し上げた保育関連の要望の1つです。


このほか、東京都の動物愛護センター機能についてや動物愛護推進員について、また不妊検査等助成について、介護人材キャリアパス導入支援事業について質問しました。


質疑が続き、外への発信がなかなかできておりませんが、ちかぢかまとめて都政リポートをまた作りたいと思います。


今週は水曜に決算委員会・教育庁、金曜にオリパラ局とまだまだ続きます。

しっかりと昨年度の事業について確認できるように、努めてまいります。