夏の半日ボランティアに感謝です

前回の活動報告で書いた通り、週明けに若葉台のトレジャーファクトリーに行って中古のシンプルかつしっかりとしたテーブルと椅子セットを購入して来ました。

それが届く本日、選挙期間中以来初めて、再びボランティアスタッフの方達に集まっていただきました。

おかげさまで、車4台で稲城市と多摩市それぞれ、いまだまわりきれていなかったポスター剥がしを今日でほとんど無事剥がしきることができました。50数箇所のうち、私が把握しきれていない場所も実際に貼ってくれたスタッフさんが今日参加してくれたので、助かりました。不在のお宅でご自宅の二階などに貼ってくださっているところには、改めてまた伺います。ボランティアスタッフさんたちは夏休み・お盆休みなのでお子さん連れで来てくださった方もいたり、ご夫婦で来てくださったり、遠方から来てくださったりした方も。そして、地元のご支援賜りました皆様にも、改めて数々のご協力をいただいて本当にありがとうございました。ポスターを貼りに行かせていただくときと、また剥がしに行かせていただくとき、それぞれに言葉を交わす時間が生まれる貴重なタイミングであるということを知りました。

終了後は、新事務所に行き家具の搬入と、皆様一緒に窓拭きや床拭き、掃除をしてくださいました。

息子(6歳)が撮ってくれました。少し寄っていますね。

急遽決まった28日臨時本会議(都知事の提出した補正予算について本会議で審議する予定となっています)ですが、同時並行で私の所属する文教委員会の関係局からの事業説明と質疑応答の準備も21日の週に行う予定であるため、その準備を今週から始めています。私自身は、選挙期間中にもよく街頭などで話をさせていただきましたいじめ問題の対策について、平成25年に文部科学省によりいじめ防止対策推進法が公布されましたが、その中身の特色であるいじめの定義づけが行われたことやいじめを行なった児童への指導や対処についても言及があるところはその有効性に期待したいところですが、この法令の中で実際にいじめに対処していく指針も示されており、そのいじめによって被害生徒が不登校や心身の被害などの重大事態と認められる事実があった場合には調査委員会が設けられ、調査と、保護者や首長への報告が義務付けられます。けれども実際に学校側が重大事態と認めるまでに至らなかった場合に児童や保護者の方がどのような思いをされているか、最近地元ではないですが私のところにも保護者の方がお知らせくださった件もありました。昨年度2月に一般質問に上がっていた報告アプリ開発については引き続き進捗状況を伺いたく、また、いじめの加害者と被害者に対する対処だけではない、予防という観点から重要な意味合いを持つと思われる傍観者アプローチという新たな取り組みについて明日有識者の方から講義を受けてくる予定です。

いじめを受けるということは、その種類や程度の違いはあるとは思いますが、自分の存在を自分すらも把握ができないくらい遠くへと押しやられてしまうような感覚があります。どんなに愛されて育ってお子さんでも、繰り返し悪意ある言葉や態度にさらされ続けることでいつの間にか自信を失い、生きる意味を疑い、極端に視野が狭くなって苦しみの中で動けなくなってしまっている場合があります。まずは何よりも実態調査や報告機能の向上が求められますが、この調査が適切にそして正確に意見を集めることができているか?が一つのテーマでもあると感じています。いじめ防止対策推進法の施行から今年6月1日までに47都道府県と20政令都市のうち少なくとも7割の45自治体で、いじめ自殺などが疑われる「重大事態」が起きていたというアンケート結果があります。最近では取手市の事例もありましたが、この45自治体のうち2割近い8自治体で一旦調査された機関とは別の第三者機関を設置して再調査を行っていて、遺族の希望もあり、調査体制の見直しを求める首長の意見も出ています。まだまだ、改善の余地がありそうです。私が何よりも、果たしたいのは、辛い思いや苦しい思いをしているその人の声にならない声をきき、何かしら助けを得られるような道筋に進めるように力を尽くすことです。しっかりと、質疑の内容を詰めてゆきたいと思います。


斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

前東京都議会議員 斉藤れいなの公式ホームページです。