委員会傍聴、文教部会
25日に開かれました経済港湾委員会で、都民ファーストの会からはくりした善行議員が委員代表として冒頭に質問を行いました。委員会に所属はしていない都民ファーストの都議たちも傍聴を致しました。豊洲新市場の安全性の確保のみならず、都民をはじめとする国民の皆様の安心確保を目的とした取り組みについて、また各種業界団体との調整、築地市場の解体工事、千客万来施設着工の進捗状況、豊洲地域が受けている風評被害に対する今後の対策などについて、幅広く質疑応答が行われました。また、公明党の地元江東区選出の細田議員からは地元のお子さんたちも感じている風評被害を払拭するために豊洲問題、豊洲移転問題、という言葉をまず豊洲市場問題、豊洲市場移転問題と市場の二文字を入れていただけるだけでも豊洲全体と市場が区別をされるというお話もありました。引き続き、28日に始まる臨時本会議でも議論を続けていく予定です。多摩青果市場も市場会計を共にする十一の市場のうちの一つです。特に事業の持続可能性や収益性の見通しについても、注目していきたいと思います。
引き続いて、文教部会が開かれました。文教管轄の諸課題に関わる団体要望ヒアリングの内容を部会の中でまとめ、それぞれの意見も出しながら都民ファーストの会の文教部会としての大きな方向性を全員で議論致しました。9月に始まる文教委員会に提出する代表質問の作成に紐づけて参りたいと思います。代表質問も、文教部会長米川議員の采配で、部会メンバー全員で作っていくことになりました。質問作成に参加させていただけるということで、非常に責任もありますので、調査研究をさらに深めてゆきたいと思います。
また、25日に都立知的障害特別支援学校で大変痛ましい事故が起きました。バスケット部の部活動中に、顧問から決められたタイム内で校庭1周を走ることができなかった高校一年生の生徒さんが、そのペナルティとして新たに1周約450mの校庭外周を43周(19.4km)走ることを課せられ、半分の22周を1日目に走り、残り21周を走り切ろうとして居た2日目に熱中症による脱水症状を起こして救急搬送をされ、現在も意識不明の重体であるということです。
気になる点がいくつかあります。知的障害の生徒さんは、教諭からの罰則や厳しい指導・指示に関しては自分が悪いと受け止め、絶対的に従わなければいけないと受け止めてしまう傾向があるという障害児教育の有識者による指摘があります。体調が悪くても、水が飲みたい、少し休みたい、と感じても、それを申し出ることが本人からはできない可能性もあります。にもかかわらず、倒れてしまって居たその直前10分間は、ペナルティを貸した教諭ではないもう一人の部活顧問の教員も「現場を離れて居た」ということ。監督者としての安全管理は万全な体制を取られて居たかどうか、に疑問が残ります。
また、このような「ペナルティ」としての部活指導が常態化していたかどうか?部活の顧問を外部委託する点にも議論が波及する可能性も否めません。最前提である生徒さんの安全確保がどう管理されてきているのか、現在まだ調査が開始されたばかりではありますが、決して繰り返されてはいけない件であると考えています。今は、その当該生徒さんが一刻も早く意識を取り戻すことを強く願っています。
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