文教部会オリパラ事業説明
今私たちが日々使わせていただいているのは会派の仮控え室です。明日、仮控え室から控え室への引越しがあります。引越しの準備を進めないといけません。
先日、仮控え室で会派総会も行われるのはこれが最後、ということで並びの席のお三方と写真を撮りました。左から森澤さん、内山さん、村松さんです。新しい控え室の席順は、それぞれの部会メンバーで並ぶ班のようなかたちになります。毎日文教メンバーといつでもいつまでも文教課題について議論できるということになります。それもそれでとても楽しみです。
本日は文教部会の先日事業説明を行っていただいた教育庁、生活文化局に加えて、最後3つめのオリンピックパラリンピック準備局の事業説明や内容質問のミーティングがありました。
私たち文教部会では、2020オリンピックパラリンピックの課題をいくつかの分野に分けて精査しています。他の自治体との費用分担と協力関係については本日大会経費共同管理委員会が発足し、国、東京都、組織委員会の三者が共同でコスト管理を行う委員会が初会合を行いました。委員会の下部組織として設けられる作業部会の方で、競技会場を抱える開催自治体も入るということですので、より明確に大会経費の透明化が測られることを期待したいと思います。また、これについては文教のみならずオリンピックパラリンピック特別委員会の方で議論されていくということです。
他には例えば大会そのものの機運醸成にかかる施策。平成28年10月から「東京2020参画プログラム」がスタートしていますが、まだまだ開催中心地の住民のみならず広くあまねく国民が参加し、体験していける大会としていくためにレガシー創出の取り組みもさらに増やしていく必要があります。新設される新国立競技場などの会場そのものだけが大会レガシーではありませんので、例えば2020大会に向けて2018年から募集が始まる大会ボランティアや都市ボランティアがありますが、その中には医療の面でAED使用や移動補助員、救護などを行うことのできる医療ボランティアという特殊スキルを有した人材も少なからず必要になってきます。むしろ、テロ対策や熱中症対策としては非常に多くの医療ボランティアが必要になります。それに向けて、消防団などではすでに取り組みは始まっているとのことですが、一般企業や学校などでも普及啓発と研修が進めば、この大会を契機としてたくさんの人材を育成することにもつながります。1つの例ではありますが、実際に多くの国民が参加していると感じることのできる施策を増やしていくことができれば、ひいては大会そのものの機運醸成につながることは必至です。
また、個人的に気になっていますのが「復興五輪」の文脈に加えて「環境五輪」としての取り組みです。2015年9月に国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が策定され、2030年に向けて循環型社会を目指す必要性がうたわれています。ロンドンやリオは地域ぐるみでフェアトレード商品の利用を促進していくフェアトレードタウン認証を受けていましたので、東京都もぜひ進めていただきたいことの1つです。五輪大会における食品ロス対策も、これまでの大会では実質あまり取り組みがなされてこなかったところを、東京大会で踏み込むことができるならばそれは画期的なことです。
アスリートを中心に、子供や高齢者の方達もそれぞれが体感し、参加をして、記憶にも形にも残していける2020大会を目指して、自分たちも知恵を絞っていきたいと思います。
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