第二回臨時本会議最終日、補正予算案可決
豊洲市場移転の追加工事費用や築地市場の再開発のための調査費用などを盛り込んだ補正予算案を審議する第二回臨時本会議の最終日である今日、都民ファーストの会と公明党、また自民党と民進党の賛成により可決されましたことを報告いたします。
冒頭に再び、北朝鮮の核実験に対する抗議決議を、進行係の動議により議員全員から提出させて頂きました。簡易採決にてこちらも可決されています。抗議決議の原案はこの度の北朝鮮による核実験が国際社会全体から厳しく追求されるべき非常に深刻な重大事態であることを明示するものとなっています。この抗議が意思決定機関の中枢に届くことを願って止みません。
補正予算案に賛成する立場からの答弁を、都民ファーストの会を代表して荒木都議が行いました。経緯説明をすることにより豊洲市場の追加工事対策の必要性が明らかになったことの有為性や、現状の課題である地下ピットのコンクリート敷設や換気システムについての都からの説明がこの本会議と経済港湾委員会でしっかりとなされたことへの評価、もともと方向性が示されていなかった築地再開発についても「食のテーマパーク」と方向付けが行われたことに対する安堵にも近い共感がその討論の中には含まれており、力強くこれから党全体で事業者の方はもとより都民や国民の安全と安心のために、豊洲の早期移転と会場を目指していくという決意も発言されました。
本会議後に、オリパラ推進議員連盟総会や教育庁からの文教部会事業説明がありました。
また、4日月曜日のことになりますが、学童と放課後子ども教室の関係を調べていく上で、障害児の学童とも言われる放課後デイサービスについての考察も同時に進めていく必要があることから、希望の塾生つながりでご紹介いただき、現状についてのお話を伺いに千葉県習志野の放課後デイサービス「たからばこ」に行ってまいりました。代表の保坂さんは千葉県産業振興センターの障害福祉の専門家登録者でもあります。お忙しい中、助成加算や送迎サービスの課題、障害者の就労についてもお話をしてくださいました保坂さん、本当にありがとうございました。そもそも保育園とも違い大人数の受け入れは難しい放課後デイサービスは、志を持って福祉企業をなさったとしてもすぐに経営が立ち行かなくなり、そのデイをたたんでしまうことも少なくないといいます。また、人材不足はやはりここでも非常に深刻な問題で、デイ同士で児童発達支援管理責任者の奪い合いが起きるようなこともあるとか。また、学童の代替受け入れ先として放課後デイサービスに期待する場合はやはり土地柄地域柄にもよりますが送迎サービスは必須のようにも思いますが、諸経費や維持費もかかる送迎サービスはデイ運営の中でも課題の1つです。ガイドヘルパー(移動介護従事者)が送迎を請け負う自治体もあるということですが、これも土地柄地域柄が大きく関わってきそうです。
日々の政務は主に部会(私の場合は文教)で行うことがますます多くなりますが、合間の時間を使って横の情報共有や質問作成への議論、意見交換が頻繁に行われています。例えば放課後デイや学童、ひとり親家庭や貧困家庭の児童への支援を取り扱う厚生部会メンバーとも情報交換し、また厚生部会の方に入ってきた特別支援教育など文教部会の管轄の内容に関わる要望や陳情は伝えてきていただけます。一人一人で独走するというよりも、あちこちでチームができて調査や質問作成を進めている状況です。
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