文教委員会、議会運営委員会
昨日は文教委員会で審議がありました。
本会議からそれぞれの委員会に付託された様々な議案や請願、報告などが審議されましたが、明日の本会議に先立って文教委員会では私学振興に関する意見書についてのに調整が済んでいます。
東京都内において、私立学校に在学する児童の割合は高等学校で6割、幼稚園では約9割を占めています。私立学校が東京の公教育に果たす役割は大きい反面、少子化の影響などにより私立学校の経営は厳しさを増しています。
公教育の充実には個性の多様化を想定した公立・私立両方の教育体制をしっかりと支えて維持していくことが重要であるという観点から、東京都議会から国会及び政府に対して平成30年度予算編成に当たり、現行の私学助成に係る要請事項をこの度意見書として提出することとなります。
具体的には、私立高等学校等の経常費助成への補助の拡充、私立高等学校等における施設・設備に対する補助制度の拡充、保護者負担軽減のため私立高等学校等就学支援金制度を拡充改善、都道府県の行う補助に対する国の支援を拡充すること、また私立専修学校については専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること、この点を東京都議会として要請致します。
また、明日が第三定例会の最終日となりますが、今回は都民ファーストの会 東京都議団と都議会 公明党から子どもの受動喫煙防止条例を提出され、厚生委員会にてその審議が行われ、昨日賛成多数で可決されておりまして、明日の本会議で最終的な採決を致します。
厚生委員会では賛成意見と反対意見の議員同士の応酬が行われ、非常に白熱しまた充実した討論が行われたようです。家庭の中での行動にまで条例が関与する必要性について議論があったそうですが、東京都の条例としてその規範を都民の皆様に共有していただくことで、ひいては私人である小児科医や学校・保育園・幼稚園の教師なども含めて実際に身近なところで周知と啓発を行っていく指針としやすいという効果もあるということです。
実質的には啓発条例であり、罰則規定などはありませんが、非常に意義ある一歩であることに間違いはありません。
また、政調会から、文教部会には今後、二本の条例制定を目指して調査と研究を進めていくようにとの通達がありました。非常に重大な仕事に関わらせていただけること、本当にありがたく、そして重く受け止めております。私が特に携わらせていただきますのは学び舎推進条例です。そちらの考察や進捗も、随時こちらで報告して行きたいと思います。
(下の写真は委員会終了後のメンバーです。木村さんだけは、役員会の方に行かれていて離席中でした。)
本日は議会運営委員会理事会と委員会がありました。
明日の本会議で行われる補正予算(衆議院解散と選挙に係る予算)や人事(副知事任命)についての諸報告が冒頭にありました。また、議員から提出される文書質問や各会派の討論時間の調整などがありました。
第三定例会が終了しても、継続調査としてオリパラ委員会や決算委員会も開催され、10月11月いっぱいはかなり取り組むことが多くあります。明日の本会議終了後も早速公営企業決算委員会の会議です。また、文教部会としても、11月に行われる事務事業質疑の準備だけでなく、来年30年度の予算に向けての要望事項をまとめて行かねばなりません。私たちはしっかりと、都政における重要な課題に取り組んでいかねばならないということを今更ながら改めて胸に刻んでいる日々です。
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