第一回都政報告会を開催しました

今週は第四回定例会の文教委員会の質疑に始まり、委員会の決議や本会議があり、また青少年健全育成審議会が開かれたり、合間に都知事へと提案する予算要望案を作成したりと、大忙しの1週間でした。

その1週間の締めとして、本日土曜日は永山情報教育センターの会議室をお借りして、初めての都政報告会を開催いたしました。

最初ということもあり、あまり大きな場所やホールを準備するよりも普段から意見交換を行わせていただいている地元の方々を中心に、後援会や地元の皆様を中心にお誘いさせていただき、開催いたしましたが、急な準備と招待にもかかわらず、たくさんの方々が足をお運びくださり盛況となりました。本当にありがとうございました。

さらに、地元選出の国会議員である、伊藤俊輔衆議院議員、また多摩市選出の多摩市議会の遠藤市議、本間市議、あらたに市議、藤條市議が足をお運び下さいまして、それぞれに地元の課題や、斉藤や東京都議会・東京都にご期待いただいていることなどをお話しくださいました。

私からの報告は主に私の取り組んでいます文教関連のこと、また子どもの居場所に関わる様々な事業や政策についてを中心に話をさせていただきました。

さらに、後半は意見交換会として、参加してくれた都議たちがそれぞれグループに分かれて参加をし、皆様と子供の放課後のあり方について、また空き家や空き店舗活用についてという2点のテーマでセッションを行わせていただきました。

都民ファーストの会 東京都議団から、町田市選出の奥澤都議、八王子選出の滝田都議、武蔵野選出の鈴木都議、府中市選出の藤井都議と4名もの都議が参加をしてくれました。それぞれの得意分野ももつ新人一期生たちですが、今回は私の提案したテーマに沿って、多摩市稲城市の皆様と意見を交わして取りまとめ役を担ってくれました。

反省点としましては、話したいこと、伝えたいこと、また意見をいただきたいテーマが多すぎて、情報量が少し絞りきれずにいたことがございます。もう少し、的を絞ってお伝えできた方が、きていただいた方にはわかりやすかったのかもしれません。今後、改善して行きたいと思います。


また、本日お配りをした資料を、この後1週間前後で多摩市稲城市の住民の方々にお渡しできるように、新聞折込と朝の街頭活動で皆様にお配りして行きたいと思います。


このような報告会を、今後も定期的に開いて行きたいと考えております。参加希望の方は、ぜひsaitoreinaownd@gmail.comまで、ご連絡をいただきますようよろしくお願い申し上げます。


夜からは同じ建物の7回にて、稲城市消防団の第47回東京都消防操法大会 優勝祝賀会に参加させていただきました。


消防団の皆様、本当におめでとうございます!

僭越ながら鏡開きを行わせていただきました。

また、同じテーブルに座らせていただいた地域の消防団長の皆様をはじめ、たくさんの為になるお話を伺うことができました。町田市の佐藤消防団長の、40年前にどうして消防団員となったのか、その経緯のお話やそれから夢中に取り組んでこられた地域活動のお話は、聞いていて本当に胸が熱くなりました。


自分も、しっかりと自分にできること、できるはずのことを日々改めて目標設定をしながら地域活動と議会活動を進めて行きたいと思います。


私が今週会議や公務の合間に進めていたのは、予算要望の文教部会の範囲のものの作成と直しです。私は特別支援学校に通う児童さんの通学支援について、公明党の代表質問でも触れられていた部分ではありますが、さらに具体的にガイドラインの見直しや同行支援も行うことができるかを局の職員の方とお打ち合わせをさせていただいておりました。その、職員の方が、たまたま私が先日文化祭に伺った、地元多摩市の都立多摩桜の丘学園の副校長を5年前までやられていたという方でした。

実際に長年特別支援学校に勤めておられたからこそ見てきた、本当に様々な生徒さんの状況や親御さんの思い。障害の度合いはそれぞれであっても、政策やガイドラインでは時にその一人一人の状況は一緒くたにまとめて捉えられてしまいがちです。大切なのは、障害の重さによってその新たなガイドラインでより良い影響を受ける人とそうでない人という格差を生み出さないように配慮をすることです。より、選択肢が広がるという意味での改定は有益ですが、新たな選択肢が児童さん生徒さんのためにならないということがあってはいけないと思います。それぞれの段階がある、状況の差異がある障害をお持ちの児童・生徒さんの通学支援に関しては、それを預かる看護師さんの仕事に向き合う思いや人生をないがしろにしてしまわないためにも、非常に慎重にかつ繊細に取り組むべきことであると感じています。


たとえば、学校に生徒さんがいる間、ずっと部屋の中もしくは隣の部屋、別室で、お子さんの体に何かあった時のために親御さんがずっと一緒に付き添っていなければならないという状況を打破するために、親御さんの代わりに看護師さんが付き添えるような体制を模索することができます。けれども、看護師さんという資格はあれど、親御さんと違い初めてそのお子さんを見る場合、また週に一度程度そのお子さんに会えるような状況の場合、お子さんの日々の体調の変化の様子やそれに伴う体の機能の変化について熟知しているとは言い難いです。そのような看護師さんに、いくら資格はあると言っても不測の事態に児童の体調管理をお任せできるかというと、やはり荷が重いということにもなります。特別支援学校では引き継ぎというものもものも9ヶ月ほど時間をかけて行うということですが、それくらい時間をかけて、児童さんの体調の浮き沈みをしっかりと理解してからでないと、自信を持って生徒さんを見られますとは答えられないです、というお考えをお聞かせいただきました。


では、親御さんの就労支援のためにも、親御さんたちをどうサポートしていけばいいのか。例えば、親御さんたちが自宅で自費で頼むような訪問看護師を、学校にも同伴していくことができ、またその経費を補助することができたなら、それは一定の解決策になるのかもしれません。ただ、訪問看護師は居宅で行うサービスであるという決まりがあります。その縛りを取ることが必要になりますが、ここにも様々な課題があります。


一筋縄にはいかない、問題解決の方法というのをいくつも多方面から教えをいただいているところですが、自分にできることをしっかりと意識しながら、日1日を過ごしてゆきたいと考えています。


斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

前東京都議会議員 斉藤れいなの公式ホームページです。