VR防災体験車が初めて、多摩市総合防災訓練に!

本日は和田中学校にて、多摩市総合防災訓練が行われました。天候不良のため、いくつか訓練を縮小して、場所は校庭ではなく体育館で行われました。放水訓練をできるかもしれないと期待していた息子ですが、なんとVR防災体験車に(かなり並んで)乗ることができました!東京都に一台しかないこの体験車に、初めて乗せてもらった息子は「地震がおきたらまずテーブルの下に」という基本や「棚は倒れてくる。戸棚の戸は開いて、中のものが飛び出してくる。」という恐れをきちんと持ち帰って家族に共有してくれました。

一緒に体験を受けていた、特に台所を預かるお母さまたちからは「目の前で台所でガスに火がついていたら、ちょっと消したくなるわよね、それを消してから避難したいのに、消せないから、もどかしかったわ」とおっしゃっていましたが、消防士の方からその当然のお気持ちにストップがかかりました。「大変な地震がおきた際には、何よりもまず自らの身体の安全を優先してください。ガスを止めるより、近くの棚から物も落ちてきます。棚も倒れてくるかもしれない。まずは安全なところに避難して、テーブルの下などに隠れてください」ということでした。大変勉強になります。



今日は涼しかったので、体育館も出入り口を開け放して入れば暑くなく過ごせましたが、やはり猛暑・もしくは極寒の時期に被災する可能性もあることを考えると、体育館へのエアコン設置はいざという時のためには非常に重要な点であると思いました。


また、障害のある方にとっても使いやすいトイレの設置や、そもそものバリアフリー化など、まだまだ学校施設の中でもやらなければならないことがあります。


防災訓練に出席するのは、住民のわずか10数パーセントであるという調査結果が東京都総務局の調査で明らかになりました。

訓練に出席していない住民も含めて、いざという時にどう声を掛け合い、どう動いていけるのか、準備はまだまだ不十分であるように感じます。ソフトの面でもしっかり施策を展開してゆく必要があります。


色々な気づきをいただける総合防災訓練、ご準備いただいた関係者の皆様、そして一生懸命働いていた和田中学校の生徒の皆さん、本当にご苦労様でした。カレーや、玉ねぎもいただきました。ありがとうございました。

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

前東京都議会議員 斉藤れいなの公式ホームページです。