Society5.0の時代にも必要なのは人の力〜多摩市社会福祉協議会大会に参加しました

多摩市社会福祉協議会大会、法人化45周年のお祝いに参加させていただきました。


子どもや障害のある方、高齢者などの抱えるそれぞれの悩み事などを解決するために様々な活動を通してこれまでに貢献されてきた功労者への表彰も行われました。

私自身、小学生の頃から多摩市で育てていただいて、家族のみならず見守ってくれる数々の大人たち、学校や商店街、また住民の皆さんのおかげで成長してくることができたと感じています。小さな頃は気づかなかった日常の中での大人たちの支えというのを、今は自分が親となり改めてとても大きなものと感じています。


私が子どもの頃と比べてみても、今の社会が抱える様々な問題は大変複雑で多様化しているように思います。

学校は教育以上の役割を担うことを期待されるようなところが大きくなってきていたり、公共サービスは「ここにあるから、取りに来てください」というような発信方法だけでは十分に必要としている人まではその情報が行き渡らないことから、やはりどれだけ人と人がつながることができるか、つながるためのプラットフォームを構築することができるか、という点が問われていると感じています。


国の発信を受けて、東京都でも新年度に向けてSociety5.0という言葉が散見されるようになってきました。

情報社会(Society4.0)のその先へ、つまりニーズとサービス供給をAIの活用によって最適化する新たな社会をさします。国は我が国が目指す未来社会の形として、様々な社会的課題を解決するために仮想空間と現実空間が高度に融合するSociety5.0に未来の希望があるのだという考えを示しています。

これ自体には大変期待される効果も多く想像されるところですが、データベースや情報解析といったところには「そこに含まれないかもしれない声や人数」も含めてすくい上げる手法を確立してから臨まなければならない、と考えます。今の所、そういった手法を確立する上で、地域の中で活動する方々の存在が何より重要で、ある意味社会的課題解決の最大の鍵となっています。


大会に参加されていた皆様、また欠席されていたけれども日頃から地域の中で活動されている全ての皆様に敬意と感謝の気持ちを表したいと思います。

最後には多摩市の中学生歌姫のミニコンサート、またそのあとは子どもの貧困に関する講演会が行われました。

子どもの貧困に関しては、子ども・若者貧困研究センター長の阿部先生より、川上対策として公教育の充実、また川下対策として無料学習塾や子ども食堂の充実が必要であるというプレゼンテーションをいただきました。

都議会議員として都の認識、姿勢を特に伺っていきたい分野です。

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

前東京都議会議員 斉藤れいなの公式ホームページです。