多摩センター駅近くの京王のサテライトオフィスを視察しました
多摩センター駅からほど近い京王プラザホテルの2階に、昨年新たにオープンしたサテライトオフィス、KEIO BIZ PLAZAに視察に伺いました。
入ってみると綺麗で快適なオフィスに、思わず一緒に行った森澤さんと興奮してしまいました。
このKEIO BIZ PLAZAは東京都がサテライトオフィス設置等補助事業として都内で最初に採択された事業です。
働き方改革を推進する起爆剤として、テレワークを推進するものであり、東京都とても大変期待を寄せています。
働き方改革の一つ、職住近接を進めるということを目指して、職場をもっと住まいの近くに、という目的を持ってこの補助事業は行われています。
都心の価値は何か、多摩にある価値は何か。
事業者の京王電鉄さんはそれを考えて、都心にある大きな価値の一つである「仕事」を多摩に持ってくることを実現させた、とご説明くださいました。
オフィスは会員制で、現在、そのうち7割が多摩市民、残り3割は広く様々な地域の方が登録してくださっているようです。
近くに住んでいるから、というだけではなくて、取引先がこの近くにあるから週に1、2日はここで仕事を、という方もいたり、もっと自由な働き方をしている個人事業主の方などもいらっしゃるようです。
実は、郊外でサテライトオフィス、というのは初めてだったということです。
多摩で、サテライトのニーズはあるのか?というのがテレワーク先端会社の弁だったとか。
実際開いてみて、利用者の様子などを見ている京王電鉄の担当の方曰く、ニーズや広がりは想定よりもある、ということです。
実際に会員数はすでに当初目標としていたところに到達しています。
では今後さらに広げていくには何が必要か?という意見交換で話が盛り上がりました。
会社や企業に、社員さんにサテライトオフィスを使ってもらうだけの風土があるかどうか。
総務省が行なっている企業や団体へのテレワーク推進期間「テレワーク・デイズ」などは、大変テレワークの利用はやはり進むようです。
利用者にとっては、在宅勤務とはいえ自宅ではやはり集中できない、もしくは大学教授などの自宅や職場を持つ方のサードプレイスとしての活用方法もあり、サテライトオフィスの利用は今後やはり広がっていくのではないかと期待できます。
シェアオフィスではないのですが、それでもやはりサテライトオフィスならではの人やイベントとの出会いも期待されます。
交流を通じて、新しい価値を生み出すことができる場所。そして、多摩市の支援で4月からは起業相談員も常駐するということで、多摩市の多様な起業家の拠点になったら、、と夢は膨らみます。
何よりまず、その良さを体感してもらうこと。
そして、利用してみてもらうこと、企業や団体にも認めてもらうこと。
そして都がやるべきはその企業や団体への働きかけ、風土づくりです。
東京都では1月も冬の時差bizを実施しましたが、その期間にこちらの多摩センターのサテライトオフィスを利用してくれた人の数は驚くほど少ないものでした。予算9000万円を費やして時差ビズのPRを進めている東京都ですが、このキャンペーンが本当に企業で働く人の意識を変えるところに届いているのかどうか、届いていないのであれば企業がテレワークを推進するにあたり何がその障害となっているのか、しっかりと検証して行きたいと思います。
かなり仕事に没頭できそうな個人デスクから、登録制の郵便ポスト、会議スペース、図書スペースなどもありました。
私も利用してみたいと思いました!
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