多摩市の都営住宅に新たな世代を!諏訪都営住宅改築にあたり会派で質疑します

今回の都議会都市整備委員会に多摩市諏訪五丁目の都営住宅の建て替え工事が議案として上がってきました。

永山、諏訪、中沢と続く都営住宅建て替え工事に当たっては、地元市関係者や市民の皆さんからもたくさんの声を頂いています。


現在住んでいる方たちにとって、居住利便性が今よりも向上するものであることをまず最前提としながら、バリアフリーや防災の観点から質疑をさせて頂きます。


それに加えて、多摩市からの要望では地元市が担っている周辺の公園や水道などのインフラ整備の負担が大変大きいことについてまちづくりの視点から、都としてその整備に対する支援をしてほしいということを伺っています。周辺の環境はつまり、住宅にとっての魅力の係数でもあります。多摩ニュータウン地域再生ガイドラインという昨年2月に発表された東京都の指針においても、住宅周辺に子育て世代や高齢者にとって使いやすい買い物施設や福祉施設、医療施設があることなどもまちづくりの目指すべき形として記されている部分があります。


また、周辺環境だけでなく、住宅そのものの魅力も高める検討をして頂きたいという想いもあります。


例えば子育て世代が望む住戸の間取りはLDK部分が広くて部屋の数は多くなくても、というニーズがあり、ニコイチリノベーションという狭小間取りの住戸を二つを一つにするリノベーションで成功した団地が関西にあります。

千葉のユーカリが丘では、団地に住む方達のライフステージが変わるにつれて例えば駅前や商店街の近くなどに住み替えがして行ける、そして若い子育て世代には子育てに適した保育や自然公園の環境に親しんでもらえるようにと街としての人の循環、新陳代謝がうまく進んでいるという例もあります。


都営住宅を建設し、管理してゆく東京都にはぜひそういった観点からも今ある都営住宅の維持管理にとどまらず、今後都営住宅にはどのような方々が住むようになり、その方達が必要とする住宅機能にはどのようなものがあるのか、ぜひ様々な可能性を検討して頂きたいと思います。


写真は今週の厚生委員会で性感染症対策における多言語化対応に関する陳情について、賛成の立場から質疑を行わせていただいた時のものです。


都議会は本会議が始まり、連日局との会議や打ち合わせが続いています。


福祉保健局関連では保育、待機児童対策、また介護人材確保、そして児童虐待防止条例案についての議論を深めて参ります。


斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

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