予算質疑③障害者就労について、支援と発信を!知事が視察に行かれ、22日に取材内容が放送される予定です。

東京都は、オリパラ大会に向けて世界で初めて、都市鉱山から作る!みんなのメダルプロジェクトを実施しています。

今回の質疑で、このメダルプロジェクトの中で集まったスマートフォンなどの都市鉱山の分解〜精製〜メダル作成の工程に関わる障害者の方々がいらっしゃいます。

今月末で回収は完了となることもあり、昨日、知事がこちらに視察に行ってくださいました。


もともとは、この就労施設の方々はメダル作成の工程に入っておりませんでしたが、想いある方々のご尽力で実現したことであり、これを知事が視察してくださったことは大変意義があることです。

この就労施設はメダルプロジェクトの金属精製のみならず、例えば映像コンテンツの企画や作成といった仕事も担っている非常にクリエイティブな施設です。

障害者の就労や自立に向けた新たな転換点として、単純作業や低賃金といったイメージを覆していく支援と発信を、東京都にはぜひ実現して欲しいと思います。



先日質問では新年度の短時間就労支援事業について、シングルマザーや引きこもり、高齢者難病患者なども含めた就労困難者にとっても20時間以内の短時間労働の支援が行われることは大変意義があるということから、狙いと今後の展開を伺いました。

局からは、

短時間就業支援事業は、障害者の中でも、体調や体力等の面から障がい者雇用率の算定の対象となる週20時間以上の就業が困難な方の活躍の場を広げることを目的としたモデル事業であり、具体的には、こうした方を短時間勤務で雇用しようとする中小企業と障害者をマッチングし、企業に対しては、雇用管理の手法等のノウハウを提供するとともに、障害者本人に対しては、体調管理等のアドバイスを行っていくという取り組み。またこうした支援の成果や課題を事例集としてとりまとめ、周知を行うことで、障害者の雇用の拡大を目指していく、という答弁がありました。


 国においても、短時間就労の重要性が認識され、インセンティブの付与も含めた議論が展開されているとのことです。こうした動向に先駆ける形で、都が事業を行っていくことは率直に素晴らしいことであると思います。


また、2020大会の記録映像作成予算について、生活文化局にこのような2020大会ならでは、東京都ならではの後世に残すべきレガシーは是非コンテンツとして残していただきたいという旨の発言をしました。

都の作成する映像作品は時として視聴者にうまくその意図が伝わらないことがあるため、制作進捗管理は行っていただきたいことを強調。制作会社や広告代理店に丸投げ、をされているわけではないと思いますが、重要なコンテンツ管理は是非お願いしていきたい部分です。


映像制作にあたっては、放送番組制作会社の持つ演出や表現手法等の専門的なノウハウを最大限活用する一方、重要施策など、都として発信すべきテーマやメッセージを確実に伝えられるようにしていく、という答弁でした。


さらにちなみに、昨日の知事視察のあった障害者就労施設について、生活文化局が取材内容を放送してくださいます。

TOKYO MX 「東京インフォメーション」

3月22日(金) 7:15~ (変更となる場合があります)


生活文化局のFacebookに記事を掲載されています。

https://www.facebook.com/tochokoho/


是非、皆さんご覧いただけますと幸いです。なお、「東京インフォメーション」については、放送終了後、東京動画に掲載するほか、都のツイッターにも情報を掲載されるそうですので、テレビ放送の時にご都合があわなければ、そちらをご利用ください!


 東京動画 https://tokyodouga.jp/tokyoinfo.html


 都ツイッターアカウント @tocho_koho