障害のある生徒やその保護者にも主権者教育を!都立特別支援学校全校で取り組んで頂けることに。

もともと桐朋ネットワークの議員つながりで視察におとずれた狛江市で学んだことを、以前にもブログに書いたことがあります。



これを受けて、東京都教育委員会に対して先の第一回定例会の時に文書で質問を行いました。今は文教委員会に所属する議員が会派内にいないですが、文書質問を活用して委員外でも質問をすることができます。そして、その答弁が昨日の第二回定例会の開会日に正式に手元に届きました。


都立特別支援学校において知的障害や発達障害のある生徒やその保護者に対して、狛江市が行なってきたようなわかりやすい投票行動の体験練習や普及啓発、研修を行うべきではないかと訴えたところ、今年度から全ての年度から全ての都立特別支援学校で取り組みが進められるように進められるように支援して行って頂けることになりました。大変大切な一歩です。


都立特別支援学校は、とはいえ、その立地する区市町村に住んでいる生徒さんばかりが通われているわけではありません。

多摩市の多摩桜の丘学園に、稲城市や八王子市から通われていることもある場合、課題となるのは「選挙管理委員会によって、選挙の時期や方法が異なる」ということです。


昨年度都内特別支援学校では8割以上が立地している地域の選挙管理委員会と連携をして模擬選挙を行ってきましたが、今年度は全ての学校で模擬選挙、そして保護者への主権者教育の意義等を説明することもすることも行い、障害のある生徒が保護者の協力を得て積極的に投票に行けるように学校を支援して行くということです。


知的障害や発達障害のあるお子さんに「投票をすることは怖いことや難しいことではないよ」と伝えて行くことに、特別支援学校の先生方も大変熱意を持って取り組んでくださり始めています。

まずは生徒さん本人と保護者の方が、投票行動へのバリアーを持たないような仕組みを作って行くこと、それには学校、行政(選挙管理委員会)、そして政治家(候補者含む)の努力がこれからも求められます。


ぜひ、都立特別支援学校の主権者教育を今後もしっかりと後押ししていきたいと思います。