オリパラ委員会、奥澤都議が質疑。再エネ活用の本気度をはかる発電量の答弁。
昨日はオリパラ委員会があり、会派代表の委員は今回から奥澤都議に。内容は3人で一緒に議論・調整を重ねました。私からは特に以前の文教委員会オリパラ準備局関連でも質疑を続けてきている、持続可能性の進捗についての指摘を入れさせていただきました。
持続可能性、と言うとかなり何のことかわかりにくいと思いますが、人権や労働、調達基準や環境・再生可能エネルギー等多岐に渡る項目が計画として策定されていて、以前自分が指摘・質疑をしたのは特にオリパラ関連施設の再生エネルギー活用について、選手村の食料調達基準、また食品ロス低減に向けた取り組みやLGBT当事者を始めとするマイノリティとされる方々への配慮についてなどです。
今回は持続可能性を始めとして、
ラグビー大会交通輸送や医療対策等全般
聖火リレー
大会競技開催日程
等々、沢山の項目が報告事項として上がってきており(委員会では原則、報告事項として上がってきているものしか質疑することはできません)、委員長からも質問が被ったりする場合は時間の関係上重複を避けるようにと事前に注意もされていたくらい、各会派が質疑をしたいと考える内容が大変多いと言うことがあり、東京みらいでもかなり質問数を精査して絞り込みました。
再エネ活用については、トップで質疑をしてくれました。
詳しくは奥澤都議のブログをご覧ください。
ここで話題に挙げている武蔵野スポーツプラザは、オリパラ大会のために建設された施設ではないのですが、新規恒久施設7施設のうち唯一1年以上の稼働実績もあることから初めて都議会の場でその再エネの実績について触れさせていただいたものです。
これは再エネ発電量は100kwhで年間で言うと消費電力量のうち2%を賄っていると言う答弁だったのですが、東京都がもしも「オリパラ大会のレガシーを、SDGsの達成に向けてエネルギー消費の転換を目指そう」と本気で取り組んでいるならば、少し物足りない数字だと感じる次第です。更に言えば、蓄電池も併設されていないことや、武蔵野スポーツプラザ以外では設置されている地中熱等の再生可能エネルギー設備は設置をされていないことなどを見ると、この発電量は超大型スポーツ施設において「焼け石に水」状態とも言えるものでもあり、初期費用のイニシャルコストとエネルギー削減率をどう捉えて設備投資をしたのか、そのあたりも伺いたかったくらいです。(これは他の新規恒久施設についても言えることです)
武蔵野スポーツプラザは面積で言うとメインアリーナだけでも4900平方メートル、総面積ではなんと33473平方メートルあります。ちなみに某民間企業で神奈川県の特別支援学校等の屋上総面積5500平方メートルで太陽光発電設備を設置している例がありますが総発電量は約775kwh。小田原市の小学校の屋上の発電設備でも一校あたり55kwhと言う数字もあり、東京都のオリパラ関連施設は膨大な電力消費が恒久的に続いていくからこそ、せめて自家消費分として使うにしても再エネ活用率は更に今後高めてゆく努力をお願いしたいものです。
東京都の姿勢として、もっとできることはないか、今後も求めていくとともに、やはりエネルギー政策は消費者である都民一人一人の意識改革も必要だと再認識することになりました。引き続き、あらゆる方面から働きかけを続けてゆきたいです。
もう一つ、食品ロス抑制についても奥澤都議から質疑をしてくれました。
ICTを活用した食品ロス抑制ですが、その抑制量がどれほどのものになるかを事前に検証して明らかにしてほしいと言う点も申し上げました。手段が目的にならないように、しっかりと結果につなげてほしいと言う想いからです。
ここで議会の本会議や委員会は一旦落ち着きました。ここからは各所視察やヒアリングなどに、東京みらいの会派で、また想いを共にする市議・区議の方々と足を運んで行きたいと思います!
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