稲城市役所前都道の無電柱化に向け、測量調査が開始!また、尾根幹線の自転車走行レーンについて。

昨年の一般質問で取り上げた、稲城市役所前都道の無電柱化。

稲城の大久保前市議会議員が取り組まれて来た防災にも関わることでもあり、今年度の事業説明で南多摩東部建設事務所に伺ったので、進捗を確認させて頂きました。


今年度は、具体的に実際無電柱化の工事が行われている地区は坂浜エリアの鶴川街道です。こちらは歩道の整備や無電柱化するための電線共同溝を掘る工事が現在実際に行われています。


また、尾根幹線拡幅工事に伴い、南野から諏訪エリアで尾根幹線の上下道路の中央部分の草木の生えているエリアの切り崩しを行なっていることや、関戸橋架け替えに伴い仮橋からの段差をなくすための道路改修工事が行われること、また大栗川堤防緑化工事や乞田川緑化工事が行われるということなどを確認しました。

先日の都市整備委員会でも森澤都議が取り上げてくれましたが、尾根幹線の拡幅工事の中で一つ焦点となっているのが「自転車はどこを走るのか?」問題です。


ロードレース愛好家などにも大変人気の高い尾根幹線ですので、道路法令で定められている自転車歩行者道(もっぱら自転車および歩行者の通行の用に供するために縁石線又はさくその他これに類する工作物により区画して設けられる道路の部分」(令第2条第1項第3号)ですと大変スピードの出る自転車と歩行者の衝突などが懸念される部分があります。


自転車専用レーンを、というお話もある中で、今現在建設局としては自動車の通行する道路の停車帯を自転車が走ることを想定する可能性が高いということでした。

停車帯(ていしゃたい)は、道路構造令で定められた日本における道路の設計に関する用語で、主に都市部の道路で駐停車の多い区間において、「主として車両の停車の用に供するために設けられる帯状の車道の部分」(道路構造令第2条第14号)を指します。

実際には緩衝路線として、自転車や原付自転車の走行路線になっていることもあるようです。ただ、福島などでは停車帯を自転車専用通行帯へと転用した例もあるということで、今後も注視が必要です。


さて、冒頭に書いた稲城市役所前都道の無電柱化ですが、今年度は調査費を活用して測量調査が開始されるということです。路線指定から、整備終了までは7−8年を要するという無電柱化。完成まで、しっかりと進捗を確認して行きたいと思います。






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