これからの英語教育を、子供達と一緒に考えたい!初めての英語村体験会を開催しました。

今日はTokyo Global Gatewayのサマーフェスティバルに行ってみよう!という会を開催しました。

急な告知と募集であったにも関わらず、また台風の影響もあり強風の中ではありましたが、たくさんのお子さん連れファミリーが多摩地域を含む都内各地から集まってくださいました。本当にありがとうございました。


今回は特別に大人だけの参加も事前予約制ということで施設にご了承いただき、団体として体験する子ども達を大人みんなで見守ります、という約束でした。

こちらがお願いをしたわけではないのに、ご自身のお子さんではない子どもの面倒を見てくださったり、大人の方々のご協力があって本当に充実した時間となりました。

おかげさまで、最後の記念撮影はこの笑顔でした。


夏休み中ということで、「これからの英語教育を考える」をテーマに、ぜひ教育を受ける当事者たちである子ども達も参加できる会を開催して子ども達から色々教えて欲しい!というのが今回大変重要な裏テーマでありました。

大人達には、その子どもたちの様子を見て感じたこと、考えたことをぜひ心に留めて、身近な方と話し合い、また周囲に共有して欲しい、という想いもあり。

前回私がTGGに来たのは視察として大人(都議)のみでの内覧でしたが、今回は子どもたちがプログラムに果敢に挑戦するのを真横で見て、大変学ばされること、気づかされることがありました。

参加者から事前に取ったアンケートで一番人気が、こちらのドローンプログラミング体験でした。こちらはサマーフェスティバル中、入場料のみで無料で体験できるプログラムです。


お子さんの英語のスキルの程度を瞬時に判断した上で、英語のみで教えてくれるイングリッシュスピーカーがドローンを動かすために懇切丁寧に全身でジェスチャーを交えながら導いてくれます。


写真の男児2名は初級と思われるレベルで、知らない単語で質問をされると固まってしまいます。けれどもドローンを動かしたい一心で、一所懸命に英語を話す相手が何を話しているのか、何をすればドローンがどんな動きをするのか理解しようと聴き入ります。

ドローンは簡単なプログラミングをした後に、英語で「go straight」と指示すれば前に進み、「turn right」と指示すれば右に転回して進みます。

男児たちは緊張と自信のなさで、大きな声で「go straight」を言うことができずに、ドローンが何度か指示待ちの時間が長すぎて地面にフラフラ落ちていく、と言うのを繰り返しました。

面白いのは、男児たちのその後です。

15時までは全員一緒に行動をするため、他の体験プログラムやワークショップを経ていきますが、最後までこの悔しさを忘れていませんでした。

15時に行程終了後に、一目散にドローンプログラミングコーナーに戻り、今度はできるはずだ、と二人が今度はそれぞれ単独で、イングリッシュスピーカーの前に向き合ったそうです。

そして、大きな声で英語で指示を出せたとか。

見事な、目的達成体験でした。



さらにボキャブラリーの豊富な大きめのお子さんたちには、おそらくさらに高度な指示出しがなされているはずです。さすが、スピーカーたちの対応のうまさは素晴らしかったです。


その他、チャットコーナーでのチャット体験を経て、ペーパークラフト工房でさらに子どもたちは夢中になっていました。

無料体験できるプログラムだけで、かなりの時間を過ごせることがわかりました。もしこれから、夏休みにTGGに行く!と言う方は、半日たっぷり、を想定されて行かれた方がいいかもしれません。子どもたちの夢中になるプログラムがかなり豊富に用意されています。



かなり体験に夢中になった結果、ワークショップの時間が大変駆け足になってしまったのが反省点です。バタバタとお聞き苦しい部分もあり、大変申し訳ありませんでした。

ここで一緒に考えさせてもらったワークは大人と子ども向けに、

「何のために英語を勉強しますか・させますか?」

「大人の方は、自分がこれまで英語教育で得たものは何ですか?」

「英語が自由に話せるようになったら何をしたい?」

「これからの英語教育に求めるものは?」

の四つです(子どもたちには三つです)。


答えとして、皆さんからこれからの英語教育に求めるものとして出てきたワードには共通点がありました。

「生きた英語」「英語の必要性を感じる体験の場」

「英語で世界中の人とソーシャルゲームをする」

「体育や音楽を英語でやってみる」

「英語でゲームをする」「英語でディベートする」

「英語でメールする」「英語で手紙を書く」


皆さん、英語で何かをする、英語を手段やツールとして使うことを教育に組み込んでいくのがいいのでは、とお考えでした。


さらに一歩進んで、面白い提案をしてくださった参加者もいらっしゃいました。

「商業施設とTGGを一体化させる」

「英語村ならぬ、英語公園を作る」

「英語ゴスペルワークショップを行う」

大人の方達もアイデア満載です。


TGGは各年齢向けに、9月以降はなんと大人むけにもプログラムを開始します。

プチ留学を体験できるとあって、多摩地方からも体験を考えている市民の方は実は少なくありません。(が、小さいお子さんを連れてのTGG来訪はやはりかなりの長時間移動になり、多摩地域からだと少なからず親も子どもも苦労する部分があります)


TGGが教えてくれることを都内小中高等学校での公教育に活かしていくことや、TGGを今後さらに活用していくために必要なことなど、各区市町村の議員の皆さんとも意見交換を重ねながら今後も検討・提案していきたいと思います。


最後に、本日来てくれたお子さんたちの感想。

「楽しかった」「英語が嫌だと思ったけど、やってみたら結構面白かった」「もっと英語が話せるようになって行ったら、もっと良かったのにと思った」

子どもたちはとても素敵な感想を持ち帰ってくれたようです。


本日ご参加の皆さま、本当にありがとうございました。

また、ご参加がかなわなかった皆さまも、ぜひこれからの英語教育について思う事、期待することなど、ご意見がありましたら、いつでもご意見をお寄せくださいませ。