第2回臨時会各会派質疑が行われました
30日に臨時会が行われ、28日の都知事発言を受けて29年度中央卸売市場会計補正予算についての各会派からの質疑と、都知事や副知事、関係局長からの答弁が行われました。
都民ファーストの会からは、木村基成都議が代表質問に立ちました。木村都議の質問では市場移転にまつわる一連の経緯と意義の再確認が改めて為され、その中で補正予算案に明示されている債務負担行為6億円と合わせて19億円を計上した地下ピット追加対策工事の有効性について言及がありました。これに対して都の答弁では地下ピットに盛り土がなかったことを受けて専門家会議で示唆された2つの工法のうち、遮蔽シートではなくコンクリートによって水銀などガスの侵入を低減させる方を選択した理由は工事の時間短縮や初期費用節減などのみならず、コンクリートを使用することが盛り土を行なっていた場合を同じ効果を持つものであるという厳然たる科学的根拠や、揮発性の侵入を制限するための換気システムも併設されること、またコンクリートがたとえ地下水が上昇した場合でも浮き上がったりひび割れたりする恐れがないことなども説明を頂きました。
また、豊洲メリットとして物流拠点としての潜在性が高いこと、コールドチェーンやHACCP対応の最新施設設備、また加工パッケージ施設や海外輸出支援制度、空港への近接性などにも知事の答弁で言及がありました。
さらに、築地の再整備の具体的なイメージや市場機能の有無などについては木村都議以外の代表質問者数名からも質疑がありました。浜離宮、水辺環境、恵まれた立地、商業性や世界に通じる歴史とブランド力を持った築地を売却するのではなく民間主導の再開発を行う、その具体的な方策については今後築地再開発検討会議にて話し合われてゆくということが確認されました。豊洲に市場機能を移した後の、築地の市場機能可能性についても質問があり、検討する、という都の答弁がありました。多摩青果市場も含む11市場全てを包括する市場会計の長期にわたる経済合理性をどのようにして確保してゆくのか、この後の検討内容を注視してゆく必要があります。
臨時会冒頭に、日程の順序変更があり、進行係として急遽動議を提出させて頂きました。
議員提出議案第13号
北朝鮮によるミサイル発射に対する抗議決議を上程し、全会一致の議決を持って原案の通りに決定されました。
中央卸売市場についての議論は引き続き経済港湾委員会にて行われますが、本日の委員会は中止となりましたので、次回は明日13時からとなります。
また、並行して今後始まる文教委員会の代表質問作成を行う文教部会も明日開かれます。うまく時間を縫って、経済港湾委員会も傍聴に参りたいです。
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