都民ファーストの会の政治資金パーティーが行われました
昨日はまず地元の多摩医師会の立川事務局長の元に伺い、医師会の皆様が抱いておられる様々な政策課題についてのご教示を頂きました。また、地元多摩市と稲城市を含む南多摩と呼ばれる五つの市(多摩市、八王子市、町田市、日野市、稲城市)についての人口推計や高齢化率などのデータも参照しながら、都議の中でもこの南多摩エリアの都議が団結して政策立案を行なっていく必要性を確認致しました。
介護保険の負担と給付の関係性の問題。
平成12年度には介護保険給付費22億8000万円で月額の保険料は一人当たり3042円ですが、平成24年度には給付費は60億7000万円まで膨らみ、保険料は4283円となっています。
さらに平成37年度になると給付費は180億円となり、保険料は8500円となります。
増え続ける給付に対して増えていく負担を少しでも抑制するためにも、医療費削減にかけての医師会の皆様のご意見は非常に貴重です。多摩市の人口は2015年のデータで147,324人で、人口増加率が-0.69%、高齢化率が26.50%です。これが2030年には人口予測は137,313人で高齢化率は31.8%、2040年には人口予測は125,240人で高齢化率が37.6%であるという予想がされています(国立社会保障・人口問題研究所の人口推計による)。また、人口10万人あたりの一般診療所病床数は、全国平均が80.90に対して多摩市は29.33。病院病床は全国平均が1215に対して多摩市は1533で現時点で病院病床数は余裕がある数設けられていることがわかりますが、人口構造的に避けられない医療費の増大に際して療養病床は療養病床は削減し、在宅医療を拡充していくことが平成26年6月に成立した医療介護総合確保推進法でも明示されています。
比較的軽度な患者さんを示す医療区分1のうち70%は在宅医療で対応していくことが目標とされていますが、これを実現にするにあたり在宅医療を支えるための体制づくりが急務です。
私が先日視察で伺った永山モデルの地域包括支援センターですが、お話を伺った時に感じたのはスタッフさんたちが担う役割の多さと担当エリアの広さ(戸数の多さ)です。
協議体のエリア設定において「第二層」と呼ばれる、中学校区に一つ、地域包括支援センターが設置をされるくらいでないと、相談対応や訪問型生活支援サービス、また介護予防や介護連携、認知症支援や緊急措置入院対応など多岐にわたる業務を滞りなく展開していくことは難しいのでは、と思われます。
地域福祉を拡充していく流れを、自分も引き続き地元や都議会の間を動きながら果たして参りたいと思います。
続いて、都庁にて行われましたいじめ問題対策連絡協議会を傍聴させていただきました。
いじめ対策を行っておられる公立学校やPTA会、相談を受け付けておられる弁護士会など様々な立場の代表者が集まり、現在行っているそれぞれの取り組みと現場から吸い上げられてきた課題について議論が行われておりました。
東京都の行なったいじめ認知件数や解決件数の調査結果とこの会議の内容を踏まえて、自分もいくつか気になったことがありました。特別支援学校における解決率が100%でなかったという調査結果がありましたが、また、スクールカウンセラーが特別支援学校には配置をされないことが多いということが実際に通われているお子さんの親御さんからは不安や疑問の声もあるということです。
これに対しては東京都は特別支援学校に対しては「特別支援」の優先順位を定めて必要な人員を配置しているため、スクールカウンセラーがその順位の下位にきているという返答ではありましたが、校長会などの意見を伺うとスクールカウンセラーに相談をするのは生徒ばかりではなく教員や親御さんという例も増えているそうで、親御さんに至っては三割以上と増加傾向にあるとか。特別支援学校の生徒さんたちの中には、うまく先生やカウンセラーにいじめの相談を口で伝えることができないお子さんも多いという実態はあるということでしたが、お母さんやお父さんの相談から気づく例がないとは限りません。公立小学校や中学校と同様に、ぜひスクールカウンセラーの配置を求めていきたいと思います。
夕方からは都民ファーストの会の初めての政治資金パーティーが行われました。
なんと、当初の予定を大きく上回る、1700名以上の方にご出席いただきました。
たくさんのお支えを頂いていることを実感しております。ご挨拶することができなかった方も多く、大変失礼いたしました。
先の葛飾区議選の候補者や希望の党の候補者であった方々も出席しておられました。
葛飾区議選では、私たち都民ファーストの会の候補に対しては非常に厳しい結果をいただくこととなりました。私たち都議団もこの結果を真摯に受け止め、少しでも都民の方々のお声を頂戴し、今後の都政運営に生かしていけるように努力していく所存です。
また、活動報告が立て続けになり申し訳ありませんが、本日は公営企業決算委員会の全局質疑が行われました。都民ファーストの会からは、たきぐち委員と石川委員が質疑にたちました。先日までのそれぞれの分科会で深めてきた議論をさらに深化させ、総括するような本日の委員会でした。石川委員からは、私も分科会で質問をしました都市整備局の再開発事業について、地域との合意形成の取り組みについてさらに一歩進んだ質疑が行われました。先日森ビルに視察しました、ジオラマ作成を進めて地域の理解を得ていく取り組みの紹介などもありました。自分もさらに足を使い、様々な視察に伺い、その見聞を質疑につなげていきたいと思います。
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